寺田寅彦と田丸卓郎 (1) [読物]
今日は私の誕生日です。ブロムを半年以上もお休みしました。ホームページの原稿がたまったわけではありませんが、少しづつ、また、アップしたいと思います。よろしくお願いいたします。
寺田寅彦と田丸卓郎 (1)
「漱石と寅彦」 志村史夫著(牧野出版)(2008年)から写し書きしたものです。
寅彦は、五高(熊本高等学校)において、「生涯の師」となる物理学者の田丸卓郎(1872-1932)と「運命的な出会い」をすることになる。一般には、漱石の影響力ほどにはよく知られていない。しかし、後の寅彦の主たる「本職」を物理学者とするならば、元々、工科志望の寅彦を物理学志望に変えさせた点において、田丸の影響力は漱石のそれよりも大きかったといわねばならない。「寺田物理学」の「芯」たる物理学は田丸との五高における「運命的な出会い」なくしてはあり得なかったのである。
田丸卓郎は明治五(1872)年生まれだから、漱石より五歳下、寅彦より六歳上である。田丸は東京帝大理科大学物理学科を明治二十八(1895)年に卒業し、五高の教授になったのは明治二十九年の八月、つまり寅彦が入学する一ヶ月前のことだった。寅彦が五高に入学して直ぐに習った数学の「三角法(術)」の先生が、若き日の田丸卓郎だった。寅彦はその時のことを「田丸先生の追憶」の中に次のように書き残している。
『一番最初に試験をしたときの問題が、別に難しいはずはなかったのであるが、中学の三角の問題のような、公式へはめれば直ぐ出来る種類のものではなくて、「吟味」といったような少しねつい種類の問題であったので、みんなすっかり面食らって、綺麗に失敗してしまって、ほとんど誰も満足にできたものはなかった。』 ・・・ 次回に続く
これは連載
注: 田丸卓郎は父の兄です。
お誕生日オメデトウございます。また、先生の復活を心から歓迎申し上げます。復活第一回に郷土の寺田寅彦先生を取りあげていただき心から嬉しく思います。マイペースでお続け意頂ければ本当に嬉しいです。寺田邸見学をきっかけに知ることが出来た先生のお父上との関係、続きを楽しみにしています。
by SilverMac (2008-11-02 09:04)
おはようございます^^
ご復活第一号の記事でSilverMacさんに先を越されました^^
お誕生日おめでとうございます~
kenziさんのお父上も五高で教鞭をとられたことがおありでしたか・・・
昔の師は立派な方も多く、弟子へ良い影響を与えていらっしゃいますよね~
今の時代とは大違い・・・
これからの記事、楽しみに待っています~ ご無理の無いようにお続けいただければありがたいです。
by mimimomo (2008-11-02 09:19)
誕生日おめでとうございます。
お久しぶりですね。これからも、よろしくお願いします。
by mamii (2008-11-02 10:27)
復帰&誕生日おめでとう~^^
by HAL (2008-11-02 11:29)
誕生日おめでとうございま~す。
父が日本文学が好きだったので寺田寅彦の本は読んだ事があります。
by 旅爺さん (2008-11-02 15:33)
お久しぶりです、
そうですか、誕生日おめでとうございます。
by こうちゃん (2008-11-02 17:31)
お誕生日おめでとうございます。(*^_^*)
yakkoとしてコメントをするのは初めてです。
ブログの再開を嬉しく思っております。
これからもよろしくお願い致します(^。^)
by yakko (2008-11-02 17:45)
再開とお誕生日おめでとうございます。
又記事を楽しませていただきます。
by めもてる (2008-11-02 20:55)
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by 過去最高記録更新中!何もしないでなぜ儲かる!?秘密の方法を限定公開中。今すぐクリック! (2010-05-05 10:03)